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2024/05/19 00:39

三元豚とは?

スーパーや飲食店においては、三元豚という言葉がブランド豚の代名詞のように使われているため、「三元」という地域や特別な品種があると誤解されている消費者が多いと思います。

一般に「三元豚(さんげんとん)」とは、3種類の品種を掛け合わせた豚のことで、「三元交配豚」とも呼ばれています。言葉そのものがブランド名・銘柄名だと誤解されがちですが、基本的には3種類の品種を掛け合わせた豚の総称です。

実は日本で飼育さてれている豚は、主に6品種の豚を掛け合わせでつくられています。

ランドレース(L)、大ヨークシャー(W)、デュロック(D)、バークシャー(B)、中ヨークシャー(Y)、ハンプシャー(H)。もちろん品種によって特徴があります、例えば、赤身と脂身の割合がいい、頑丈で育ちがいい、繁殖能力に優れているなど、そしてそれぞれの長所を活かしてより優れた豚を作り出そうと、これらのオス・メスを何世代にもわたって交配させ、3品種の掛け合わせのことを3元交配豚と呼び、いわゆる「三元豚」になり、一般的に日本での三元豚の主流は「LWD」このLWDの三元豚は、日本の市場全体の70〜80%を占めているといわれています。 ランドレースの高い繁殖性と産子数の多さ、大ヨークシャーの高い哺育性と赤身・脂身のバランスの良さ、デュロックのサシ(霜降り)の入った肉質の良さを併せ持つLWDです。

スーパーに並んでいる三元豚の豚肉はこのタイプが主流です。その他、豚肉をみかけた際はどのような豚の掛け合わせなのか調べてみても面白いかもしれません。


銘柄豚とは?

生産者のこだわり、豚への愛情や想いがつまった豚肉は、交配品種の組み合わせや資料の内容、飼育場所、飼育環境、飼育日数などを工夫し生産者独自で付加価値を高めた商標登録済の豚を銘柄豚と言います。厳しい基準をクリアして登録されたその数は全国で450種類以上と言われています。



・ランポーク(走る豚)熊本県菊池「やまあい村」の銘柄豚


生産者 武藤さんの想いはとても素晴らしい!!

「ランポーク(走る豚)」への敬意はもちろん“育てる”で大切な事をブレずに突き進んでいる生産者です。

生産者からはじめて聞いたことそれは豚への『ファスティング』です。

人間も常にお腹いっぱい状態ではないですよね。

豚は餌を与えると終わりなく食べる習性がありずっとお腹が満腹状態になる。

「空腹があるから満腹になった時に嬉しいんだよね!」と武藤さん!

意図的に食べ物をコントロールしているそう。

そしてストレスなく、土を穿り、土を食べてミネラル分を補給して、泥んこになって遊んで、暑ければ土の上でゴロゴロして体温さげて、いっぱい走って、よい睡眠をとる!!

時速30kmで走り抜ける姿はとにかく美しく、そして幸せそうな顔をしてる。

放牧地は30ヶ所あって、豚さんを出荷したらその場所は草木が生えるように2年くらい休ませてから次の豚さんを放牧させるそうです。

この豚を見学させていただいて『可愛い顔の幸せそうな豚さん、そして美味しそう』と私は感じました。

命の有り難みを感じる!その瞬間、生産者の想いを皆さまへ、お届けいたします。



・どろぶた 北海道十勝「エルパソ豚牧場」の銘柄豚


どろぶたは、北海道十勝の広大な敷地の中で放牧肥育されています。

『風土がFoodを造る』という生産者の想いは、お客様の安心・安全な食材を提供することだけでなく、素材の豚たちの幸せを求めた結果、自社の放牧用の広大な牧場で育っています。豚舎ではなく豚が自由に動ける広大な土地で育てる。それが『エルパソ豚牧場』です。牧場のオーナー平林英明さんの想いから始まったこだわりは、食した皆様に満足いただける安心安全な商品を提供するための原材料から製造・販売までできる環境を創り上げ、素材そのものが美味しく、安心して食べられる豚肉です。

『エルパソ豚牧場』では、常にこの牧場の豚たちは、本当に健康なのか? ストレスを感じていないのか?そして本当に幸せなのだろうか?こんな疑問からストレスを極力抑える方法で豚を飼うために放牧をしています。北海道十勝。夏は30℃を越え。冬は-20℃近くまで気温が下がる環境。空気が美味しく、水が美味しい、そんな十勝の大自然が育んだ「シュベービッシュ・どろぶた」は大地の香りがする元気いっぱいの味になりました。



・十勝ロイヤルマンガリッツァ豚 北海道十勝「丸勝」の銘柄豚


美食の国ハンガリーの国宝に認定されるマンガリッツァ豚は、約50年前、生産効率の良い品種の普及に伴い絶滅寸前にまで追い込まれました。

そんな世界的にも希少な豚をアジアで初めて生体輸入し、北海道十勝の地で繁殖、飼育に成功し生まれたのが十勝ロイヤルマンガリッツァ豚です。

全身がカールした長い毛で覆われ、別名「ウーリーピッグ(羊毛の豚)」とも呼ばれるその豚は、原種に限りなく近く、一般的な三元豚に比べゆっくりと成長し、出荷までに、三元豚が6ヶ月程度であるのに対し、1年以上の肥育期間を要します。これは、成長過程の中(肥育期間中に)肉が熟成されることを意味します。

ハンガリーと緯度の近い十勝で、伝統的な飼育方法である「自然放牧」で飼育し、特別な飼料(十勝産の大豆や小麦)で育つ十勝ロイヤルマンガリッツァ豚は、時間と労力がかかる分、赤身が濃厚で霜降り率が高いという特徴を持っています。

また脂肪は、融点が一般的な三元豚に比べて約10℃も低く、口の中に入れた瞬間にさらっと溶けるような食感と不飽和脂肪酸が多く含まれているのも大きな特徴です。

豚を飼育する上で非常に重要で、肉質の決め手にもなる飲み水には、十勝の自然がもたらす水(地下水)を汲み上げて使用しています。

広大な放牧地の中で、豚たちは自由に歩き回り、がっしりとした丈夫な身体を作ります。

またマンガリッツァ豚に適した養豚管理体制を整え、徹底した品質管理を行うことで、安心・安全な食肉を提供しています。

一年を通じて行う自然放牧は、豚たちのストレスの緩和と運動不足を解消するとともに、豚の個性や免疫力・抵抗力をいかした飼育を実現しています。

また一般的な豚舎と比べ、呼吸器系統の病気も蔓延しにくいといわています。

動物性の単味飼料、添加剤を一切使用せず、成長ステージごとに配合割合や内容を変化させた飼料を与えるという拘りがあります。


-味の特徴-

十勝ロイヤルマンガリッツァ豚の精肉は、生体の見た目同様、一般的な豚肉とは大きく異なり、その味わいと食感、赤身と脂身のバランスに誰もが驚きます。

十勝ロイヤルマンガリッツァ豚は、複雑な味付けを必要としないため、肉本来の澄んだ味わいを生かしたシンプルな調理をはじめ、さまざまな料理にご使用いただくことができます。




























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